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2016年9月18日日曜日

どれくらい株は上がっているの

どれくらい株は上がっているの?


2012年末から2014年11月までの2年弱で、
日経平均は9,000円前後から最高値の17,000円ぐらいまで
88%上昇しています。


一方、円は80円から116円まで対ドルで31%下落しています。



◎視点をドルにしてみましょう。


日経平均はドル視点で見れば30%しか上昇していません。


どういうことか。

日経平均をドル建てで評価

⇒日経平均をドル表記
2012年末ではドルベースで112ドル(112ドル×80円≒9,000円)、

2014年11月の「黒田バズーカ」時点では146ドル(146ドル×116円≒17,000円)

という数字を見れば、確かに上昇率は30%です。
(146ドル÷112ドル)×100=130.3

この2012年末から2014年末で30%というのは、NYダウの上昇率と同じです。
13,000ドル→17,000ドル


単純に円だけでみれば(日本株売買をしている人からは)
88%上昇したと考えてしまうでしょう。


日本の経済は海外の影響を受けずにはいられません。
海外投資家の日本株保有率は3割を超えます。


株高なのにH26年7-9月期のGDPはなぜマイナス?

一方で、国内のGDPがマイナスなのはなぜ?

簡単に説明してしまうと・・・。


海外へ輸出する企業は円安による恩恵をうけます。
(わざわざ高いドルを安い円に変えて国内に還流する必要はないが)

GDPは昔のGNPと違い日本国内での数値を計っている。
海外にある日本法人はGDPの数値には含まれません

※GDP(国内総生産)日本だけ
  GNP(国際総生産)海外も含む日本企業すべて

一方輸入企業等は・・(為替リスク等ヘッジはしている部分はあるでしょうが)
基本的に内需型ビジネスは厳しい風当たりを受けざるを得ません。



だからといって悲観することはなく、

円安の恩恵を受けることにより国内に利益が還流すること
が無いわけでもない。



今後は単なる円安誘導、流動性供給では、もう株価は反応しなくなるでしょう。
また、それだけでは「好況感」も「投資意欲」も出てこない

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