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2017年12月8日金曜日

【トランプ大統領】中東政策

 トランプ大統領は2017年12月6日、エルサレムをイスラエルの首都とした。

これはどのくらい大きなできごとなのか。


過去のアメリカ大統領、クリントン、ブッシュ、オバマの歴代
大統領がこの件については慎重に対応してきており、決して上記の
決定を下さなかったことがあげられる。


また、パレスチナとの衝突も考えられるからだ。

歴史をさかのぼると、イギリスの二重(三重)外交が事の発端だが。

フサインマクマホン協定、バルフォア宣言など矛盾した
パレスチナとイスラエルそれぞれにエルサレムについて
居住を認めた(というか)自治を認めたりして衝突の原因となった
わけだが。

ただ、これはまたパレスチナの反発の度合いによっては大惨事の
引き金になりかねない・・・。

パレスチナに対してはどうするのか。
片方を立てるのは簡単だが、もう片方を
納得はさせられないにしても、対応を誤ると紛争、
もしくは・・・。


※ サイクスピコ協定・・・第一次大戦中の1916年5月16日にイギリス、
 フランス、ロシアの間で結ばれた中東分割を約した秘密協定。イギリスは
 当時植民地であったインドとの交易の重要な拠点であるスエズ運河をきちんと
 自分のものにしておきたかった。

※ フサインマクマホン協定・・・第一次大戦中にイギリスがアラブ側と
 結んだ秘密協定。大戦後のアラブの独立を約束する代わりにオスマン帝国
 への反乱を求めた。 第一次大戦中の1915年、イギリスがアラブ民族に対し、
 将来の独立を約した文書。オスマン帝国(トルコ)から独立したいアラブ人
 は、イギリスに協力し、対トルコへの反乱を起こす代わりに戦後の独立を承
 認してもらうハズだった。この協定によりスエズ運河を通る際にオスマン帝
 国からの妨害を軽減し戦争を有利に進めることができました。

※ バルフォア宣言・・・イギリスがパレスチナにおけるユダヤ人の居住地の
 建設に賛意を示し、その支援を約束している。見返りにユダヤから戦争資金
 を引き出すことが目的であった。パレスチナにユダヤ人が大量に押し寄せて
 来たのでパレスチナとの衝突は避けられず紛争の芽となり、今なお争いは絶
 えません。パレスチナにとってはフサインマクマホン協定のアラブの独立は
 どこいった?ってなもんです。

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