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2017年6月16日金曜日

【トランプ大統領】保有資産

資産開示報告書というものがありトランプ大統領は独米銀などに約350億円の負債が
あるとのことだ。

 2017年6月16日、アメリカ政府が公表した金融資産開示報告書によると、トランプ大統領は2017年半ば時点でドイツや米国、その他の国の銀行に対して少なくとも3億1,560万ドル(約350億円)の個人的な負債を抱えていることがわかった。
 
内訳は


ドイツ銀行(DBKGn.DE)のアメリカ部門、ドイツ銀行トラストカンパニーアメリカズ[DBKGK.UL]に対する負債額は少なくとも1億3,000万ドル

このうち、トランプ大統領がホテルを開業したワシントンの歴史的建造物「オールド・ポスト・オフィス」に絡む負債額は5,000万ドルを超える


米不動産投資信託(REIT)ラダー・キャピタル(LADR.N)への負債額は少なくとも1億1,000万ドル

一方、ゴルフリゾート、トランプ・ナショナル・ドラル関連の所得は1億1,590万ドルで、前年の1億3,200万ドルから減少した。

その他のホテル、リゾート関連の所得は前年からほぼ変わらずだった。

不動産管理会社トランプ・コーポレーションの収入は3倍近くの1,800万ドルに増加。フロリダ州パームビーチの高級別荘「マールアラーゴ」の収入は25%増加して3725万ドルとなった。

保有資産価値は14億ドル超

トランプ大統領は、保有資産についてより正確な情報を示す納税申告書の開示を拒んでいる。


お金持ちですが、自由につかう時間がないとつらいですなー

2017年6月2日金曜日

【トランプ大統領】パリ協定離脱

核の脅威こそ究極の地球環境問題

2017年6月1日 トランプ大統領は、地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」
       からの離脱を正式に発表した。


概要
① 環境問題に関する枠組みのパリ協定を離脱
② もともとは選挙中の反トランプ側の主張が始まりだった
③ 現トランプ大統領はそれを逆手にとり離脱を発表

 トランプ大統領の考えは、「究極の地球環境破壊は核戦争であり、いまアメリカが取り組むべきは、暴走する北朝鮮の核の脅威から人類の生存環境を守ること」だという。
 まず北朝鮮の核・ミサイル開発をやめさせ、核の脅威を防ぐことが究極の地球環境問題の解決の第1歩という認識のようだ。

しかしもともとは選挙当時、トランプ氏が大統領になることを反対していた環境問題を論じる学者たちの主張であった。(当時トランプ大統領が誕生したら核戦争が起きるなどといわれていたからだ。)

トランプ大統領自身、選挙当時、パリ協定離脱を意識してはいたが、それは炭鉱労働者など環境規制に反対する選挙民の票を意識してのものだった。

その選挙公約を世界中の非難ごうごうのなかで実施することになるとは思いもしなかったことだろう。しかも、「核の脅威こそ究極の地球環境問題」という反トランプのメッセージを逆手に取って、最終的に「パリ協定」離脱へと政権の内部固めをするとは考えもしなかったに違いない。

【パリ協定離脱声明】
 トランプ大統領が2017年6月1日、ホワイトハウスで、パリ協定は米国経済、産業、労働者、国民と納税者の利益に大きな害を与えると話した。大統領は、米国家経済研究協会の調査結果を挙げて、2040年までにパリ協定が原因で、米国の国内総生産(GDP)に3兆ドルの損失をもたらし、650万人の雇用が失うとの見解を示した。

【パリ協定とは】
 パリ協定(Paris Agreement)は、第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて、2015年12月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意)。温室効果ガス二大排出国である中華人民共和国とアメリカ合衆国が同時批准し、2016年10月5日の欧州連合の法人としての批准によって11月4日に発効することになった。2016年11月現在の批准国、団体数は欧州連合を含めて110である。2020年以降の地球温暖化対策を定めている。
 1997年に採択された京都議定書以来、18年ぶりとなる気候変動に関する国際的枠組みであり、気候変動枠組条約に加盟する全196カ国全てが参加する枠組みとしては世界初である。参加してないのは世界でもシリア内戦で失敗国家化してるシリアと、より厳しい環境規制を求めているニカラグアだけである。排出量削減目標の策定義務化や進捗の調査など一部は法的拘束力があるものの罰則規定はない

なおアメリカの正式なパリ協定離脱は2020年アメリカ合衆国大統領選挙が行われる2020年11月3日以降となる。

2017年5月31日水曜日

進撃の河田 治郎(第2話)

進撃の河田 治郎
(ラットレースに気付かない大人たち)
全12話(毎月下旬1話配信予定)

第1話・・・河田 治郎のラットレース
第2話・・・成功者との出会い
第3話・・・
第4話・・・
第5話・・・
第6話・・・
第7話・・・
第8話・・・
第9話・・・
第10話・・
第11話・・
第12話・・道半ばの振り返り

【登場人物】
  主人公 河田 治郎
  公務員 野々口 裕二
  真珠メーカー 野瀬 徹
  ライター 平山 幸三  
  メンター 岡山 剛   
  女社長  小柳 慶子



第2話「河田 治郎と成功者との出会い」

 世の中には経済的、社会的な成功者とそうでないものがいる。そのことに対して、なぜその2者が存在するのか?そんな問いに関する疑問を、そしてその答えを真剣に考える人がどれほどいるのだろうか。漠然と生まれついた環境のせいと、現状の経済的不自由に甘んじて生きている人が多い中、今回の物語の主人公河田について、本人はもちろん回りの人たちがどのような答えを導くのか。


 1990年代後半から2000年にかけてのITバブル期には栄えたであろうこの町はビルがひしめきあっており、今なおそのビルは太陽に照らされ水晶のような輝きを見せている。ビジネスは生き物だ。変化にアンテナを張り行動できるものだけが生き残り、現状に満足し進化することを忘れた人間はもうこの町にはいないのかもしれない。









※ 写真はイメージです。

 
 河田が踏み入れたこの町が、彼にとってどのような第一歩になるのだろうか。
あるビルの7Fの一室の会場で河田は座っていた。いわゆるセミナー会場にて何かのセミナーが始まるようだ。

野々口「はいよ、コーヒー。」

河田「おっ、ありがと。こういう席に座るのは大学の時以来かな。」

河田はブラックの熱いコーヒーをぐいっと口にやり、唇をすこしやけどした。割と緊張している。

野々口「・・・大丈夫か。話の内容を聞いてくれればいいんだが、今はこの中身より紹介したい人がいるから気楽にしててくれ。」

河田「わかった。難しそうな話なら寝てしまうなー。」

野々口「話をしてくれる人とまたこれから一緒にいろいろ仕掛けていく人にお前を引き合わせる。」

河田「おう。」

セミナーの講師はスーツ姿で、カラーはダークグレーでパリっと決めている。歳は河田より少し上くらいではあるが、生気あふれており、河田より若々しかった。ただ、見た雰囲気は正直、河田には胡散臭さを感じずにはいられなかった。







 ※ 写真はイメージです。

 初回のセミナーで河田が理解した話の内容といえば、ビットコインというものがあり、それは(※)暗号通貨の一つであると、こんなところだろう。またこの話の中身については別の機会に譲るとして、河田はこの後の食事会に野々口と同席する。

※ 暗号通貨・・・日本では翻訳の過程で仮想通貨と呼ばれて馴染んでいるが、ここでは
 暗号通貨と呼ぶ。

野々口「ま、話の内容は追々だな。この話に乗れというんじゃない。このあとの懇親会に出ろ。」

河田「全然わからんかった。頭つかったら腹減った。とりあえず、飯だな。」

 懇親会は近場のイタリアンの居酒屋で行われそこで数人と意見交換をするのだが、講師の人は参加していなかった。その中にカジュアルスタイルの余裕のある雰囲気のある人が座っていた。背が高くがっしりした体格で、その人の名は岡山といって後の河田の人生を変える運命の人である。

野々口「どうも岡山さん!こんばんは」

岡山「お、野々口くん。またお腹でてきたんじゃない?」

野々口「そうですか? なんか気が付くと膨らんでくるんですよね。ただ、太るとドライバーがよく飛ぶんですよ!」

岡山「はははは。そうか。またゴルフいこうか。」

野々口「よろしくお願いします。あ、ところで、こちら河田っていって俺の大学時代の友人です。」

河田「こんばんは。」

岡山「こんばんは。」

野々口「こいつ今、派遣で働いていて、ビジネスについて色々勉強したいっていってるんで連れてきました。」

岡山「そうなの。派遣ってどんな仕事?」

河田「製薬会社のライン作業です。」

岡山「へぇ。今日は勉強になった?」

河田「え。はぁ。ほとんどわからなかったです。」

野々口「内容についてはまた俺から教えておきます。」
野々口と河田は席に戻り河田にささやいた。

野々口「あの人は、すごい人だ、いわゆる俺が目指している人といっていい。」

河田「そうなのか。すごいのか。」

野々口「いくつかのビジネスのオーナをしていて、話の感覚が職場とは全くスケールが違う。見た目や生活スタイルで判断するわけではないんだが、やはり成功者たりえる風格が前面にでている。いままで何人が成功者と呼ばれる人に会ってはきたんだが、この人は俺にとって運命の人なんだ。」

河田「なんかすごいな。」

河田はこの時この人と絡めるとは夢にも思っていなかった。ただ、その場で出会い、すごい人だなって思ってそれで終わりだと考えていたのだ。