2016年10月2日日曜日

アジア通貨危機

 前回タイはドルペッグ制を採用していると
いいました。


ではドルペッグ制とは何でしょうか。
それはドルとタイバーツのレートを固定
してしまうことです。

ペッグは杭の意味で。杭で固定する意味ですね。

つまり昔日本が1ドル360円と固定していた
時代があったあんな感じですね。

金本位制やらあった時代の話ですが。
金本位制は金との交換レートで通貨制度を
維持していた制度。
昔は物々交換で市場が回っていました。
それでは、冷蔵庫を欲しいヒトとテレビを欲しいヒト
がいたとしても、お互いに欲しいものがマッチ
しないとなかなか物々交換は成立しません。

それによって、みんなが欲しがるモノを設定
したわけです。最初それは金・銀でした。
やがて金が紙切れのお金に交換できるようにして
紙幣という紙切れに金と同様の価値をみんなで
認めたのです。

先の冷蔵庫が欲しいヒトとテレビが欲しいヒトは
それぞれ紙幣を介して目的のものを手にいられれる
ようになったわけです。
紙幣が生まれ市場経済が成り立つようになるわけです。
※ 1971年8月のいわゆるニクソン・ショック以降は
 金と米ドルの兌換が停止される
 簡単に言ってしまうと紙幣が独り立ちして、国が
 すきなように紙幣をするもののそれを交換できるだけの
 金を維持できなかったからです。
 このころのアメリカはベトナム戦争に多額の借金を背負う
 ことになり、とても自国の金で紙幣と金とを等価交換
 できなくなったわけです。



今現在金本位制度を採用している国はありません。


で、タイはドルと固定していたので、
どんなことがあってもこのドルとの交換価値を
維持しないといけないという縛りがあったわけです。

さて、このドルペッグ制がタイの経済にどんな
影響を与えたのか。

タイにお金が入ってきている内は
よかったんです。順調に資本が流入して
お金が循環して景気がよくなれば海外投資家に
対して配当も渡せます。

配当がよければさらなる投資をしてもらえます。
優良投資先としてタイに魅力があったわけです。

実際前回話したようにタイに資本をおいておけば
金利がよかったわけです。わざわざ金利の低い
自国通貨で自国で寝かせておく理由はありません。


しかしです、市場経済は生き物であり、常に同じ
理屈で利益が上げられるほど甘くはありません。

一つの国が潤うからといって世界全体が潤って
いるわけではなく、反対にひずみが生じることは
よくあることです。

ここで、登場するキーワードがヘッジファンド、
外貨準備高です。

ややこしい言葉がでてきました。




この2つのキーワードを紐解きながら
タイの行く末を話していくこととします。


ではまた次回。

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