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2017年3月30日木曜日

【トランプ大統領】不動産投資家としての顔

アメリカ大統領となったトランプ大統領ですが、それまでは不動産王としてその名を世界にとどろかせていました。総資産は41億ドル(4,600億円)とも言われています。

そんなトランプ氏の顔を覗いてみましょう。

1946年に5人兄弟の次男として誕生し、超名門ペンシルベニア大学でMBAを取得

大学を卒業後、父の経営する不動産会社へ就職し不動産投資のノウハウを学びます。父の経営方針は中小規模の不動産案件を中心としていましたが、ドナルド・トランプ本人は大規模な案件への取り組みに興味を持ちます。


1980年代から立派なビルやリゾートホテルをプロデュースし世に不動産王としての顔を見せ始めます。同時期にカジノ施設も建設しています。

1983年ニューヨーク五番街(マンハッタン)に複合施設トランプタワーを建設。
1988年にアメリカ大統領選出馬の噂がでるも不出馬となっています。


不動産売買やカジノ事業以外ではライセンス事業も行っています。建設会社にトランプという名前を貸し、ライセンス料を収益としています。名義を貸すだけで経営等には一切かかわりません。トランプという名前に価値があるからこそできる事業です。
その規模たるや数億ドルにも上ります。


成功者の多くはいくつもの失敗を乗り越えてその地位を手に入れているわけですが、トランプ氏も例外ではなく波乱の時期を乗り越えてきています。

1980年代後半にはイースタン航空のシャトル便を買収しましたが、失敗し、そのあおりを受けてホテルやカジノ事業も倒産に追いやられています。

また1990年代の不景気に追いうちをかけられますが、持ち前の交渉力で銀行から借金の帳消しをする契約を結ぶなど困難を見事に乗り越え再び不動産王に返り咲くのです。

不景気の時にはカジノ事業においては34億ドルの負債を抱えることもありました。
再び栄光を取り戻す過程では、大きな負債を抱え「世界一貧乏な男」と呼ばれた時代もあります。

2000年に改革党からアメリカ大統領選に出馬しており、その時は敗退しています。

彼の成功のカギの一つは自らの持論に「1つの取引に臨む場合、成功するためのプランを5~6パターン用意する」があります。ビジネスに対してこうした慎重さも兼ね備えているからこそ今日の成功があるのでしょう。他には「どうせ考えなるなら大きく考えろ。どうせ生きるなら大きく生きろ。もっと大きなディール(取引)をしなければならない。」

同じ苦労なら大きな取引の方がいいに決まっているということでしょうか。

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